Exactcross in SintNiklass(2/19)の感想

すっかりさぼり気味ですが、久しぶりに書きます。時間はかかりますがシクロクロスについては全レース書きます。

 

EXACT CXの最終戦、ベルギーのシント=ニクラスでのレースです。

スタートリスト

https://cyclocross24.com/race/sint-niklaas/

コース

(Exactcross公式より引用)

比較的フラットな高速コース。女子は特に問題なく走っていたが、男子は少し雨が降っていたこともありコーナーで滑って落車するというシーンが数度見られた。

数か所ある登りが短いながらもかなり斜度があり集団の前が詰まると後ろも全員詰まっていた。砂地もあるが比較的走りやすい砂であり、最終コーナーの部分だけ少し深くなっているという形だった。

バリアの高さはかなり低めで普段バニーホップをしないVan AlphenやBakkerらもバニーホップしていた。バリア以外に一か所レンガ(?)でできた段差のようなものがあり、そこではほとんどの選手がバニーホップで超えていた。

 

女子

優勝:Annemarie Worst 46:54

2位以下はAlvarado、Lucinda、Betsema、Bakker、Van Alphen、Verdonschot、Kay、Baroni、Bentveldの順

ラップタイム:8:11(Lucinda)、15:56(7:45、Alvarado)、24:00?(8:04?、Alvarado)、31:45(7:45?、Worst)、39:06(7:21、Worst)、46:54(7:48、Worst)

3強がいない中でのレース。優勝候補はAlvaradoとLucindaであると予想された。

ホールショットはVerdonschot(De Ceuster-Bonache Cycling Team)、Alvaradoはやや遅れ先頭集団の後方からスタートとなった。

1ラップ目は中盤からLucindaが先行し、WorstとAlvaradoが順位を上げながら徐々に追いついてくるという展開になった。しばらく3人で先行していたが、2ラップの終わりにはBetsema、Van Alphen、Bakkerが追いついて6人となった。3ラップ目の最初の坂にAlvarado、Lucindaの順で入ったところ、Lucindaが登り切れず後続が足止めを食らうという展開に。そのままAlvaradoが逃げるかと思われたが、後ろが追いやすいコースなのか同ラップ中にはLucinda、Worstが追いついてきた。4ラップの途中には3人も追いついて6人の先頭集団になったが、最後の砂地のセクションでWorstが単独で抜け出し1:5の形となった。集団で追いかけるものの、LucindaやBakkerが坂で詰まり後続もろとも足止め、Worstとの差は徐々に開いていく。5ラップ終わりの時点で2位のAlvaradoに19秒差と大きなリードをつけた。最終ラップ、Alvaradoが必死の追走を仕掛けるも届かずWorstがそのまま1位でゴールした。

Worstの4大レースの勝利は2021年11月のUCI World Cup in Koksijde以来(放送のないレースを含めれば結構勝ってます)なので自分がWorstの優勝を見たのは初めてでした。去年と一昨年でもこのコースで2位になっているので相性の良いコースなのかもしれません。

 

男子

優勝:Laurens Sweeck

2位以下はLars、Eli、Michael、Joran Wyseure、Vanbosch、Kuhn、Corn、Niels、Pimの順

ラップタイム:7:16(Eli)、14:05(6:49、Kuhn)、20:53(6:48、Kuhn)、27:41(6:48、Kuhn)、34:25(6:44、Lars)、41:09(6:44、Sweeck)、48:06(6:57、Lars)、54:41(6:35、Lars)、1:01:07(6:36、Sweeck)

2強もピドコックもいないので誰が勝つか全くわからない状態でスタート、ホールショットはKuhnでLarsは珍しく主導権を取れなかった。そこからしばらく大きな動きはなく、KuhnとMichael先導の下10人程度の先頭集団で進んだ。3ラップ目の終盤の砂地でMeeussenがコーナーでスリップしたり、4ラップ目の序盤でSweeckがミスしたり、中盤でVandeboschがコーナーでスリップして池に落ちかけたりして徐々に集団が崩れながら進んでいった。5ラップ目の途中でKuhnがパンク、戻るのに2ラップ近く使い体力をかなり消耗してしまった。その後しばらくはLars、Eli、Michael、Sweeckの先頭集団で進み、7ラップまで大きな動きはなく消化した。8ラップ目の中盤でLarsがアタック、Eliが離され気味になったり、Michaelが砂地でミスしてランニングしたりしながらもなんとか食らいつき結局4人で最終ラップへ。Larsは変わらずアタックをかけ続け最初にMichaelが脱落、Eliもギリギリ残っているという状態。終盤の砂地の前にSweeckが先頭に出て仕掛けどころを伺う。そして最終コーナー手前の砂が深い部分で持ち味を活かしてアタック、わずかな差をつけた状態で最後のスプリントに入りLarsを諦めさせてのゴールとなった。