Superprestige in Gullegemの感想&UCI World Cup in Zonhoven(1/8)

Superprestige in Gullegem

コース

正直はっきりと印象に残るセクションがあるコースではなかった。序盤に比較的小さなこぶのpumptrackがある。前半のピットはピット入り口が雨が降るとかなりぬかるみ、ピット奥側の選手は一度乗りなおす必要があるためやや不利であった。後半のピットは逆に出口がかなりぬかるんでおり、奥側(=前半で言う手前側)の選手はバイクチェンジ後そのまま担いでコース復帰しなければならないため、全体としてはどちらが有利というわけではない。後印象に残ったのはバリアと階段の距離が非常に短いという点。それが原因かはわからないが、男子もほとんど降りてバリアを通過していた。

 

女子

優勝:Ceylin Alvarado

2位以下はInge、Betsema、Zoe、Cant、Norbert、Franck、Baroni、Gonzalez、Last

ラップタイム(表示が出てなかったのでおそらく不正確) 7:13(Zoe)、14:25(7:12、Alvarado)、22:23(7:58、Alvarado)、29:07(6:44、Alvarado)、36:35(7:28、Alvarado)、44:06(7:31、Alvarado)、51:51(7:45、Alvarado)

ホールショットはZoe。コース序盤のpumptrackでNorbert Riberolleがクラッシュ、その影響もありBetsema、Alvarado、Zoeの3人が先行する形となった。2ラップ目、砂場でZoeがミスしその間にAlvaradoが首位に立つ。ここからAlvaradoは徐々に後ろを引き離しながら一人旅になった。Zoe、BetsemaにIngeが追いつき3人でのポディウム争いに。Zoeは序盤突っ込みすぎたのか徐々に精彩を欠く走りになる一方、Betsemaは徐々にペースを上げていった。最終的にはAlvaradoがIngeに40秒くらいの差をつけて圧勝、その後Inge、Betsema、Zoeの順でゴールとなった。Zoeは流石に最後まで前3人のペースについていくことは厳しかったものの、シーズン序盤と比べると明らかに成長している。表彰台、優勝争いに絡んでくる日はそう遠くないであろう。

 

男子

優勝:Wout van Aert

2位以下はEli、Michael、Lars、Quinten、Orts、Vandeputte、Loockx、White

ホールショットはLars。雨が強くなり女子の時よりもかなりコンディションが悪くなっていたため、皆比較的慎重な走りだしであった。Lars、Orts、Eli、Michael、Woutの5人が先行する形で1ラップ目を終える。2ラップ目でMickaelが飛び出し、5秒差ほどのリードを持って3ラップ目に突入。他4人がピットに入る中Woutだけ入らず首位に立つ。これにMichealとEliが付いていく形でしばらく進んだ。5ラップ目でMichaelが遅れだし(Sporzaによるとパンクとのこと)、WoutとEliの戦いに、6ラップ目にはWoutが引き離して独走態勢に入った。Woutは終始余裕を持った走りを見せており、Eliと20秒ほどの差をつけるとそれを上手くキープしながら温存した走りを見せていた。ラップタイムから見てもほとんど同じペースで走っており、無理をしないようにして走っていたように見えた。

 

UCI World Cup in Zonhoven(1/8)

女子21:30~、男子23:00~(youtube)

コース

Course UCI World Cup Zonhoven

GoPro動画

Puck

Tibor

コース

GoPro動画を見る限り、泥が乾いて深い溝が出来ている部分が多くライン取りをミスすると引っかかって投げ出されるので結構危険なコースに見える(実際Puckも一回転している)。マップで言う中央右の部分、左に曲がった後コースの右側の方が走りやすいが、ずっと右にいると途中に木があり、さらにコース中央にかなりの段差が出来ていて詰まってしまう。早々に左側に行く必要があるのでそのあたりのライン取りにも注目。

注目選手

女子:Puck、Fem、Shirin、Lucinda、Alvarado、Vos、Worst、Inge、Persico、Vas

男子:Wout、Mathieu、Sweeck、Michael、Lars、Adams、Vandeputte、Quintene、Ronhaar、Kuypers

 

その他

・Cameron MasonがClanfieldのレースで落車。尾てい骨と背中を怪我するも大きなダメージはないとのこと。15日の国内選手権に向けて調整中

・オーストラリア国内選手権(ロード)にて女子はBrodie Chapman(TREK)が優勝。男子はLuck Plappが2年連続の優勝を飾った。特にPlappは終盤ギリギリまで我慢して体力を温存し、最後の数キロで2回の強烈なアタックにより警戒していたはずのSimon ClarkやMichael Matthewsを引きちぎっての勝利であった。今年もPlappの活躍には期待できそうである。