X2O TROFEE in Herentals(1/3)の感想

コース

PuckのGoPro動画(https://youtu.be/_WQXbFa3GEw)を先に視聴し、

・コースが全体的に狭いためスタートの順位が重要

・skibergの入り口の坂がかなりの急勾配であり、またその後の下りも非常にテクニカルで重要なセクションである

ということを踏まえてレースを視聴した。かなりぬかるんでいる箇所はいくつかあったものの、レース時間帯の天気も良く気温も比較的高めであった。skibergは確かにきついもののコース全体の難易度は極端に難しいわけではなく、男女ともにどちらかと言えば単調なレース展開であった。

女子

優勝:Puck Pieterse

2位以下はLucinda、Worst、Alvarado、Cant、Van Alphen、Vas、Rochette、Bentveld、Betsema

ラップタイム 8:31(Puck)、17:03(8:32、Puck)、25:30(8:27、Puck)、34:07(8:37、Puck)、42:43(8:36、Puck)、51:33(8:50、Puck)

ホールショットはPuck。Puck、Alvarado、Lucinda、Betsemaの4人がやはり先頭に立つ形でレースが始まった。最初のハプニングはピットを過ぎて少し経った頃、Betsemaがまさかのパンクでランニングを余儀なくされた。次のピットはコースの終盤であり辿り着くまでに2分以上のロス。コース的に前を追いにくいこともあり最終的には1位から4分以上の差をつけられてゴール、Lucindaに総合タイムで逆転される結果となった。

1位はPuckの独走。2位のLucindaに30秒近い差をつけての勝利となった。途中ピットでラップダウンの選手とぶつかりそうになるアクシデントもあったが、怒りもせず相手に気を使う寛大さも見せていた。

3位はAlvarado、Worstの2人で争われる形になった。最終ラップでは何度も先頭を交代しながら一歩も譲らないレースを見せていたが、最終的にはWorstに軍配が上がった。

男子

優勝:Mathieu

2位以下はWout、Eli、Lars、Cameron、Ronhaar、Adams、Hermans、Merlier、Soete

ラップタイム 7:35(Wout)、15:00(7:25、Wout?)、22:21(7:21、Wout)、29:46(7:25、Mathieu)、36:53(7:07、Wout)、44:42(7:49、Wout)、52:15(7:33、Wout)、59:46(7:31、Mathieu)

ホールショットはラース。序盤からやはりワウトとマチュー、そしてそれに加えてアダムスの3人が抜け出す展開に。アダムスはskibergで2人に離されるものの、平坦のセクションで徐々に追いつくという形であった。

ワウトはやはり地元だというのもあってかかなり気合が入っており先頭を引く割合がいつもよりかなり高かったように思う。一方マチューはどこか落ち着いた雰囲気で冷静に様子を見ていた。実際レース後のインタビューでもラストラップの後半に向けてセーブしていたと語っている。

アダムスが離れてからはいつも通り2人の展開に、最終ラップまでは大きな動きもなくレースが推移していた。最後のskibergに先頭で入りたかったマチューがトラックでスプリントのような加速を見せるがワウトが冷静に対処しワウト先頭でskibergへ。そして最後のピット前、狭い箇所でマチューがアタック。ワウトは合わせて加速したが、ちょうど舗装路が横切っている位置であったため段差にぶつけてまさかのパンク。ピットからゴールまでは距離がないためピットに入るわけにもいかずそのまま勝負ありとなった。マチューはワウトに気を使って喜ばずにゴール。素晴らしい対応でした。

3位争いはラースとエリィの総合争い。最終的にはラースに追いついたエリィがそのまま先行し3位を勝ち取った。5位には十数位から着々と順位を上げたキャメロンが入った。アダムスは遅れた後落車したこともあって7位でゴールとなった。

参考

cyclocross24

ammattipyoraily